読書の話7:『宇宙に上手にお願いする法』

►2007/11/11 09:18 

少し前に読んでいた本です。

宇宙に上手にお願いする法


分かり易くて良い本とは思うのですが、わたしにとっては今一つ痒い所に手が届かないと言うか、どこか物足りなさの残る内容で、正直皆様にお勧めしたいと迄は思えない本でした。

この本の中でとても印象に残った文があります。

 無理やり手に入れなければならないものなど、何一つとしてありませんでした。

欲しいものがなかなか得られず、寧ろその逆の様に感じていた時期でしたから、とても救われたのを覚えています。

昨日、その部分を読み直してみた所、その前にニーバーの祈りが引用されており、筆者はニーバーの祈りが切っ掛けで、上記の様な心境に至った様でした。

最初に読んだ時はその事にまるで気付きませんでしたし、ニーバーの祈りが引用されていた事すら記憶にありませんでした。

そもそも私がニーバーの祈りに興味を持った切っ掛けは、『変えることのできる者には変える勇気を、そして変えることのできない者には受け入れる冷静さをください。』という(恐らく誤)訳を読んだ事でした。

(状況を)変えられる人間も、変えられない人間もそれぞれが必要とするものを与えられるのだと解釈したからこそ、興味を持ったのだと思います。どんな状況、どんな心境でも等しく救われるのだという慈愛を感じた為に。

正しい訳は、『神様、自分では変えられないことを受け入れる平静さと、自分に変えられることは変える勇気と、そしてそのちがいがわかるだけの知恵をお与えください。』です。碧海さんがコメント欄で書いて下さった訳ですが、これが一番分かり易いと思います。碧海さんありがとうございます。

この本の筆者も、自分では変えられない事に対する心配を手放して上記の心境に至ったのです。

私は、自分ではどうしようもない事を受け容れ難かった為に、初読ではニーバーの祈りを無意識に避けたのかも知れません。

25さんが誤解釈について質問して下さったお陰で、この課題について考える切っ掛けを頂き、この本の中で最も印象深かった部分を改めて読み返し、さらなる気付きを得られました。25さんありがとうございます。

そして最後に。

ある状況を変えられるかどうかと、望みが叶うかどうかは別物です。望みとはまるで逆方向に向かっている時、その方向が変えられなくても大丈夫です。逆方向でも、その道が望みに繋がっていないという事にはなりません。遠回りでも、望む限りは望みに至る道を歩いているのです。

Lio Valente

テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

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2007/11/11 | 元気をくれる本が好き! |

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